「フーガの技法 第1番 BWV1080」、左右それぞれ2声ずつやればいい、などという生易しいものではなかった。どうやっても指が届かないところがあって、1声だけ左で取らなければならないとか、1小節だけ右手とか…。そういうところは片手で3声になるので、何が何だか分からなくなる…ノーミソついていけません!!
片手2声ずつのところも、とにかく指が届かないので、運指を決めるのに一時も気を抜くことはできなかった。
最初は1段(4小節)やるのに30分…て感じの遅さだったが、後半少しペースアップして、多分4~5時間で全部の運指を終わったのでは…?
最初にノンレガートで指使い適当に弾いた時、比較的易しそうに見えた後半が大変だった。特に後ろに行けば行くほど難易度上がってきて、最後がマックスだった。本当に一瞬たりとも気を抜けなかった。ここだけは力抜けるって小節は一つもなかった…!!
工夫したところ
工夫したのは、楽譜の「全部」ってことになるけど、載せきれないので、極まっているところを2か所だけ。
↑右手、2回すばやく指替え。テノールの「シ♭」は、右手の1で取った後、押したまま左手の1に替える。
↑左右とも指替えしまくり。アルトの「ラ」は、2で取った後すぐに1に替え、さらに2に替える
どうしてもつながらないところ
根性であらゆるところをつなぎまくったが、どうしても最後1か所だけつながらなかった。アルト「ド」から「レ」に移るところ。1-1と指ずらしのように書かれているが、弾いてみると、ここはどうやっても切れてしまう。
片手ずつ指番号通りに弾いてみて、変なところは直して完成。
これをいきなり!! 両手で弾き始まった。無理じゃね…?と思いつつも、名曲すぎて最後まで行った。途中ノーミソ混乱の極みで止まってしまうところが多々あり。また和音が美しすぎて、涙じわーっとなって止まってしまうところも(特に後半)。
たどたどしく最後まで行ったが、終わった瞬間、ぶっ倒れるんじゃないかってくらい激しい疲労感が…。
息抜きのために2声の曲なんか、いくつか弾いてみたが、もうメーターの針振り切れたみたいで、演奏のエネルギーが微塵も残っていないようだった。
1~4月に練習していた「平均律クラヴィーア曲集」第2巻第12番フーガ(BWV881)も最初の頃これだったなあ~。
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