これまで数多くのキーボードを購入し試してきた。実際に買って試さなければ分からない!とはいうものの、いくら何でも買いすぎだろう。
2023年1月中旬にカシオのCT-X700を購入し、そのたった1週間後にCT-X3000に買い換え、それを使い続けてきた。私がキーボードに求める条件は、調律を自由に変えられること。CT-X3000はこの条件を満たしていたからこそ、新たに購入したのだった。しかし、たった3ヶ月で鍵盤がカチャカチャガチャ言うようになり、自力で分解修理して音はいくらかマシになったのだが、どうしても解消されない。
代わりのマシンをということで、7月にローランドのハード音源SC-88ProとヤマハのMIDIキーボードKX49を中古で購入。この2つを組み合わせて、電子キーボードとして使用する予定だった。しかし、SC-88Proの音色がしょぼくて断念。音色の編集をして色々がんばったが、ついぞ聴き応えある音になることはなかった。
カシオのCT-X3000の鍵盤音との戦い! その後も、2024年1月にローランドのシンセサイザーJUNO-DS61とヤマハの電子キーボードPSR-E463を購入。やはり、どちらも音がしょぼかった…。
その他、PCから音を出すのに、音質を向上させようと奮闘したり、まあ色々あった。
はっきり言って「キーボード沼にハマっていた」と言えるのだが、その中で見えてきたものもあり、新たな発見もあり、収穫があったと言える。それまでは、カシオのCT-X3000の欠点にばかり目がいっていた。私の中で理想のキーボードというものがあって、それがこの世に存在し、いつか得られる日が来ると信じていたのである!
これまで様々なキーボードを実際手にして、音を聴いたり、機能を体験してみたりして、見えてくるものがあった。どのような楽器にも、良い点も悪い点もある。そして電子楽器の世界、決して完璧な楽器などというものは存在しない。
他のキーボードの不具合や不便さを目の当たりにして、相対的にカシオのCT-X3000の株は急上昇した! 特に、音色の美しさは他に比類がないものであり、それによって私がどれだけの幸福感を得ているのかということを実感したのである!
私はこれからもカシオCT-X3000とともに歩んでいきたい!! 鍵盤がカチャカチャ言うけど、確かにうるさいけど、それくらいいいじゃないか! その欠点を補ってあまりあるものがある。これまで2年以上共に過ごしてきたじゃないか。もう二度と離れられないくらいの愛着がある。
実は、カシオのCT-X3000が2024年1月中旬で購入後丸1年経ち、保証期間が切れる寸前に、ひょっとしたら今までの全ての不具合を訴えれば修理、もしくは交換してもらえるのでは?と考えたこともあった。しかし、これまで多くの曲を演奏し、ポリフォニーの困難を乗り越えてきた思い出を振り返る時、「決してこのマシンを手放すことはできない」と強く感じた。機械の方ははっきり言って何とも思っていないと思うが、私の方がこのマシンに対する愛情のようなものを強く感じた!!
キーボード沼の総括
キーボードを試す時に、購入直後にすでに手放すことを念頭に置いていた。もし自分の求める条件に合わない場合はメルカリに出品することに決めていた。
そのために、製品の価格が最も低くなる季節に購入し、高くなる季節になってから出品する。また注文した商品が届いた時、開梱時の状態を写真に撮影しておく。箱や梱包材や付属品をきちんと保管しておく。
出品が決まったら、写真を見ながら新品購入時と同じように梱包し直す。出品用の写真撮影に気合を入れる。出品時の商品紹介文を詳しく書く。その商品がいかに魅力的かということを購入者に伝える。
上記の様々なキーボードを、2024年春から夏にかけて、メルカリに出品した。いずれも購入時の価格より新品の相場が上がっていた。そのため、自分が購入した金額に、メルカリの手数料と送料を上乗せした金額で出品しても、売れたのである。強気の価格を提示し、値上げ交渉にも応じず、じっくりと購入者を待つ。
それぞれの商品がだいたい2週間~1ヶ月ぐらいの時間をかけて売れて行った。やはり電子楽器の中で定評のある製品は、買い手がつくものである。ドロドロのキーボード沼にはまったが、経済的には、ほとんど損失がなく済ますことができた。
ハードの電子楽器は中古市場に強い。元々がなかなか高価なものであるから、多くの人が新品より少しでも安く買いたい。しっかりしたメーカーの名の知られた商品であれば、買い手がつく。
しかし翻ってPCのソフトウェアの世界はどうだろうか? あれは実体がないデータの世界で、購入時には製品を、というより使用する権利を買うものである。もし自分の要望に沿わないものが来たとしても、それを中古市場で売るなどということがほぼできない。それを考えると購入するのをためらわれてしまう。特に機器同士、ソフトウェア同士の相性の問題による不具合など起きてくると、それを解消するのにとてつもなく手間がかかるし、解消できなかったとしても返品できるかと言うと、なかなか難しいのではないだろうか。
PCで音楽を奏でる時の音色の質が低くて、それを向上させるためにフリーのソフト音源などいろいろ試してきた。フリーだからなのか思ったほどの効果はいられなかったが、どうしても有料のものには手が出せなかった。とにかく高い! 音源一つで2万円とかザラである。セット売りで5万円とか10万円とか…。とても手が出ない。
DTM沼を調べると、あっという間に100万円200万円課金してしまう人がたくさんいる。恐るべし。でも、わかるような気がするんだよね……あっという間に沼ってしまう。うまくいかないと、もう、次々買っちゃうじゃん。そういう世界だよね、あれは。気をつけないと…。
キーボードに関しては、確かに沼って良かったと思われる面もあった。実際に購入しなければ、わからなかった。でも、もうなるべく、どの分野でも沼らないようにしたいと思う。
これが私の総括です!
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