「コラール前奏曲 BWV687」の楽譜に色を塗った。最初の2ページは順調に行ったが、3ページ目の終わりの方、68小節目からアルトとテノールが逆転するところ、迷ってしまって塗れなくなった。
72小節目からは、突然、それまで4声だったのが、5声になっているように見える。最後の小節は6声に!
自力ではパートの分別ができそうにないので、「Bach Digital」のサイトで原本を探してきて、確認してみることにした。
原本は「Clavier Übung」として、バッハ先生の生前に出版されたものが残っている。多分これは、バッハ先生の自筆譜を出版社の人が銅板か何かに書き起こしたものだと思う。該当箇所をプリントして、色鉛筆で各パートをたどっていく。矛盾がないように、アルトパートとテノールパートが旋律として繋がっていくように、色の線でなぞっていく。
それで、明白に、67小節目からアルトとテノールの音の高さが逆転して、テノールが上段、アルトが下段に移っているのがよくわかった。
最後、72小節目から、突然ソプラノの上に新たにもう一つの声部が現れる。そこの部分も黒の二重線でたどっていく。最終的には矛盾のないように、4声+5声を塗り分けることができた。
73小節目バスのパート、「ラ#」の音が原本には記載されていない。しかし、印刷された楽譜(IMSLPからダウンロードしたもの)には、この音符が書かれている。
どういうことなのかとさらに調べてみたら、「Bach Digital」の他の原本に、この音符だけ紫色で書き足されたものを発見した。どういう経緯でここが書き足されたのかは分からないが、この原本を元に印刷された楽譜も作られたのだと分かった。
今時はこのように、インターネットで原本をたどれるようになって、とても便利な時代になった。一昔前だったら、こんなことはとても考えられなかった。
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