『バッハの生涯と芸術』(J.N.フォルケル著/岩波文庫)だけど、前にも書いたように、本文の間に訳注が差し挟まれていて、それがイマイチなのであった。
フォルケル氏が猛烈な熱量でバッハ先生を称賛しまくっているのに、訳注がそれにいちいち水を差す。訳注を巻末に全部まとめて欲しかったんだけど、毎度毎度、本文に割り込む形で入っているのであった。
原本に真っ向から反対する見解を述べたりするのだが、根拠が薄弱だったり筋違いだったりして、訳注を目にすること自体が物憂い感じ…。
この本さあー、フォルケル氏の本文の分量が少なくて1冊の文庫本にならないから、訳者さんが頑張って分量ふやしたって経緯だと思うのね。ハッスルしすぎ!
この訳注を目にせずに読みたいと思って、他の訳を探して読んでみたが、翻訳が一番いいのは岩波文庫版であった。余計な訳注を書かずに翻訳するだけでいいのよ…。
というわけで、この文庫を独自に加工して、私家本を作ることに! 今までの人生で、何かっつーとこういった私家本を作ってきた。何か、本を作るっていうのに、特別なときめきを感じてしまうのよね。
本来なら、OCRしてテキスト化し、体裁も整えるべきだろうけど、こういう古い活字の本って、OCRしにくいよね。誤字だらけになって、それを訂正するのにエンドレスの地獄を味わうことになるので、やめ。
古本を買って、裁断してスキャンし、画像として保存。それを切り貼りしてレイアウトし直すことに!
プリンタのインクがもったいないので、図版は楽譜以外は全部取り除くことに。
たいそうな手間がかかったけど、できたよ! 満足な仕上がり! 小口を切り揃えるべき?と思ったけど、あえてしなかった。これでも十分読める。大きさはA5版。
↓ ちょっとレイアウトが苦しい部分
訳注なしで、何度でも読まさった。老眼対策として文字も大きくしてみた。作って良かった!! 愛蔵版。
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