19世紀初頭の人が書いた伝記『バッハの生涯と芸術』(J.N.フォルケル著/岩波文庫)が、ものすごい熱量でバッハを称賛しまくっており、その熱い情熱に、札幌中の雪が1日で全部溶けてしまうのではないかと思われるほどである!!
共感することしきり!! この人とは、お友達になれそうである!!!
しかし訳注で、いちいちこの情熱をくさす訳者にウンザリ。訳注は読み飛ばすようにして、決して目にしないようにと気をつけながら読んだ。
19世紀の伝記なんで、話に尾ヒレつきまくりである。でも、そこがいいの! バッハびいきが行き過ぎている感じが、またイイ!!
おそろしく共感した文章↓
「誰でもバッハの作品を、 もしそれを十分に知るならば、熱狂して語り、いくつかの作品については一種の神聖な崇拝の念を持ってしか語ることができないという意見にさえなってしまうであろう。
内的な芸術機構を彼が操作する仕方を、我々はともかく理解し説明することはできる。しかし、これまた彼によってのみ達せられたそのように高度の機械的な技法に、同時に生き生きとした精神、彼のどんなに些細な作品においても我々にはっきりと語りかけてくるその精神を、彼がどのようにして吹き込むことができたのか、そのことになると、おそらくいつまでたっても我々にできるのは、ただ感服し、驚嘆することだけであろう。」(18ページ)
私の気持ちをそのまま代弁してくれている・・・!!
200年前の人と、感じ方が全く一緒!っていうのも面白い。時の流れを感じさせない。
カテゴリー:本