「コラール前奏曲 BWV711」、YouTubeでオルガニストの演奏を聴いた。そしたら、私が思い描いていたイメージとはまるで違う。とにかくテンポが速い! あんなに速く弾いたら、崇高な雰囲気が台無しになってしまう。
それと一番気になったのは、8分音符をスタッカートのように切って弾いているのね。どの演奏を聴いても、ここが切れてる。もっと、しっとりと瞑想的に弾いてほしい。舞曲じゃないんだから! 運動会のBGM?ってくらいテンポが速すぎるし、スタッカートになってるし。
楽譜には、こんなスタッカートみたいなの書いてない。バロック当時の記譜法だから書かれていないという説明もあろうが、実際のところ「音楽の捧げもの 3声のリチェルカーレ BWV1079」にはスタッカートが書かれている。「コラール前奏曲 BWV711」については、スタッカートにする根拠は、何もないのでは!?
コラール前奏曲、祈りの音楽なのである。和声もすごくキレイな曲だし、もっとゆったりと弾いて欲しかった。
私はこの曲を初め、MIDIデータで聴いた。「J. S. Bach MIDI Music Collection by Tanubach」の音源を「MIDIによる調律法聴きくらべのページ」で調律変換したもの。これを作った人は、スタッカートにしていない。だから当然レガートでつなげて弾くものだと思っていた。MIDIの方もすごくテンポが速いんだよね。速すぎるよ、これは。
やっぱり2声の曲だから、サウンドに重厚感がないし、聴いてる人を飽きさせないように?速く演奏しなきゃってなるのかな。私の場合は、演奏の観客が一人(私自身)しかいないので、自分の好きなように弾けばいい。ゆっくりなテンポで、もちろんレガートで弾く。
この曲、右手を痛めることがなければ、弾こうと思わなかったかも。音源を聴いている限りは速すぎて、心惹かれるものがなかった。自分で弾いてみて、初めてこの曲の良さがわかった。そして、この曲もまた、自分の演奏が世界で一番好きだなあ~
「ラ」から「ド」までが10度あって、指が届かないんだけど、2声しかないんだから、どうとでもなるよね。「ド」だけを右手で弾くようにすれば、キレイにつながる。
後ろの方はもう少し複雑な運指になる。
バッハ先生は手がデカかったから、余裕で届いたと思うけど、私の場合は、手がちっさいからね……いろいろ工夫しないと!!
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