今回、「平均律クラヴィーア曲集」第2巻第12番フーガ(BWV881)を多重録音することによって、新しく気づいたことがあった。
多重録音って要するに一人アンサンブル。自分の録音に合わせて重ね撮りする。タイミング合わせるのが難しい…。休符の後に再開するところ、うまく他のパートに合わせて入れなかったりする…。
今まで独奏楽器をひとり気ままに弾いてたから知らなかったけど、アンサンブルの世界ってこうなんだね!! 他の人に合わせて演奏する世界なんだね!! 息ぴったり合わせないとなあー。すごい緊張感。
考えてみれば、今まではミスタッチしてもテヘペロで済ませてきたけど、アンサンブルだと、それは許されないのでは…。どんくさいやつが1人いるだけで、全体がダメになってしまう。曲が成り立たない。
今の私が実際のアンサンブルに加わったら、ドヘタさにひんしゅく買うことは間違いない。「チッ」って舌打ちされるよね…
今回、1人アンサンブルで多重録音してても、ちょっとミスると最初から全部やり直しである。一人でやってるから、他の人に迷惑かけるって事はないけど、自分がすごく困る。
ピアノ関連で検索すると、狭量で冷たい感じの人ばっかり出てきてやたらと厳しいこと言うけど、あれも理由があると分かった。ぬるいことやってると、進まねーわ。
「ミスタッチ許されない!」っていうのにも「そこまで厳しくしなくても…」って思ってたけど、やっぱ許されないもんだと実感したわ…デジタル技術に頼ればいくらでも修正できて安易に行く!とか考えてたけど、そんな甘いものではなかった。やっぱ音楽の世界は厳しいのかも…。
今回、一人アンサンブルで、今まで知らなかった世界を垣間見た気分。
青春時代に、バンド組んで活動なんてのもやったことがなかったけど、バンドの人たち、みんなアンサンブルなんだなあー。息ぴったり合わせてる、スゴイ!みんな!スゴイよ!!!
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