プロフィール(その1)の続きです
古典調律との出会い
調律のことを意識したのは2003年。夫が玉木宏樹って人の記事を見せてくれた。純正律について書かれたもの。おや? おおーーっと、自分の中で腑に落ちるものがあった。
それまで聴いていた演奏の中で、私が好んできたのはどれも平均律のものではなかった。知識はないけど、無意識のうちに避けていたんだろうと思う。平均律のものは濁った響きで、酔った感じになり、頭痛がしてくるのであった。
調律を意識した時から、私の音楽鑑賞難民の生活が始まった。まずピアノ演奏の99%は平均律なので終了。エドウィン・フィッシャーと他数人しか、古典調律の人はいなかった。あとチェンバロとオルガン演奏の一部。聴けるものが限られているので寂しい時期であった。
ピアノ演奏も、引越なんかで環境が変わり、やめてしまった。楽器も手放してしまった。再開するにしても、どうせ平均律だし、との思いがあって…。古典調律で演奏するために、チェンバロを購入することを夢見てみたり、他に何かないかと模索してみたり…そんなこんなで年月が過ぎていった。
MIDIデータ、調律変換で聴きまくり
そして、2022年! すばらしいサイトを発見!!
MIDIファイルを好きな調律に変換できる!!! ネットで聴きたい曲のMIDIデータを探し出してきて、このサイトで変換すると、様々な調律を聴き比べることができた! 私の音楽人生の大変革!! ありがたや~~、こんなすばらしいサイト作ってくださった方!! 感謝感激でございまする~。
もう一つの発見は、MIDIってデータ量少なくて音せこい?ただの電子音?ってイメージあるかと思うんですが、それが私には別の意味を持った。MIDIで聴くと、ポリフォニーの曲の声部が聴き分けやすい!! たぶん倍音とか少ないせいなのでは…。
パイプオルガン演奏の録音聴くと、建物中揺らしちゃってるから、残響や倍音がすごくてワンワンになりますよね。あれがいいっちゃいいんだけど、対位法の構造はよく聴き取れなくなってしまう…。それがMIDIの一見せこい音で聴くと、アラ不思議、それぞれの声部が、一つ一つの旋律を奏でながら重なり合って進んでいくのがよく聴き取れる(ような気がする)んですよ!!! これまで聴こえていなかったものがにわかにはっきりとし、音楽が俄然立体的に聴こえるようになり。
もう、大興奮で、いろんなMIDIファイルを聴きまくった! 人生の幸せな第2ステージ!
古典調律で演奏開始
そんな経歴を経て、2023年1月に、古典調律で演奏できる電子キーボードを購入。ただ聴くだけではなく、自ら演奏を始めました!
バッハ先生の曲すばらしい! なぜあんなに感動するのかしら? これはブログの根幹テーマとなるのではっきりさせておく必要があるけど、私はポリフォニーを聴き取る能力が乏しく、各声部を独立して聴き取ることはできていない。
じゃあ、なぜフーガに感動するの? 私がとりわけ好きなのはフーガで、最も感動する曲で、他の曲とは比べ物にならないくらい特別な存在なんですけど、でもポリフォニーは聴き取れていない。
何に感動しているの?というと、和声進行なのかな……?というあたりを、このブログでは掘り下げて考えていきたいと思います。演奏を通じてポリフォニーに親しみ、各声部が完全に独立して聴き取れるようになることが、私の目標です。
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